A:大腸がんは近年日本において増加している病気です。下のグラフは厚生省がまとめた、主な部位別がん死亡率の推移ですが、茶色の線の大腸がんが、男性においても女性においても近年増加してきており、特に女性においては、今や大腸がんが部位別死亡数のトップとなっている事がわかります。
A:実は大腸がんの危険因子が肥満や欧米型の食習慣と関連が深いことが、最近多くの研究から明らかにされてきています。下の表は生活習慣と大腸がんの関係についての米国での研究結果です。赤身肉(バーガー、ミートローフ、牛肉、レバー、豚肉)や食肉加工品(ベーコン、ソーセージ、ホットドッグ、ハム、サラミソーセージ、ランチミート)の摂取などがリスクとして挙げられるため、これらの食べすぎに注意が必要です。また、身体活動は確実な抑制因子とされているので、積極的に行いましょう。